眼瞼下垂

BLEPHAROPTOSIS

眼瞼下垂とは?

ABOUT BLEPHAROPTOSIS

上まぶたが十分にあがらない状態のことを眼瞼下垂と呼んでいます。
年を取ることで少しずつまぶたが下がってしまうといった自然に起こる変化(加齢性変化といいます)ばかりでなく、
さまざまな原因で眼瞼下垂が起こることが知られています。

上まぶたが下がった状態の女性のイメージ写真

当院の特徴

FEATURES

  • 拡大視野による
    精密な手術

    当院では切開、縫合を伴う手術は、一部を除き、ほぼ全て拡大視野で行っています。手術用ルーペおよび手術顕微鏡を用いて、より精度の高い手技を心がけています。

  • 痛みに配慮した
    局所麻酔

    手術で最も痛みを感じやすい局所麻酔だからこそ、注射方法を工夫し、痛みや内出血をできるだけ抑えられるよう丁寧に慎重に行っております。

  • 丁寧な手術による
    負担の軽減

    CO2レーザーや高周波メスを使用し、出血を抑えながら手術を行います。手術時間の短縮や術後の負担軽減にもつながります。

  • 機能改善と自然な
    仕上がりを両立

    当院では保険診療であっても、より良い器具を使用し、より丁寧な手技を心がけることで、できるかぎり良い仕上がりを目指しています。

このようなお悩みがあれば
ご相談ください

COMMON CONCERNS

鏡で目もとを気にする女性のイメージ写真
  • 上まぶたが下がり、視野が狭くなった
  • 目を開けるのに力が必要になった
  • 左右の目の開きに差がある
  • 年齢とともにまぶたがたるんできた
  • 肩こり・頭痛が気になる
  • 「眠そう」「疲れている」と言われることが増えた

眼瞼下垂の分類と原因

CLASSIFICATION AND CAUSES

01後天性眼瞼下垂

生まれつきではなく、加齢や生活習慣、ケガや病気により生じる眼瞼下垂です。

加齢性眼瞼下垂
(退行性眼瞼下垂・腱膜性眼瞼下垂)

最も多いタイプの眼瞼下垂です。
年をとることで少しずつ眼瞼挙筋の腱膜が伸びる、あるいは瞼板から剥がれることが原因とされています。
ただし、若い方でもコンタクトレンズの長期の使用や着脱の刺激により、この症状が進行することで眼瞼下垂を生じることがあります。

しっかり治療するためには、眼瞼挙筋の腱膜を正しい位置にとめなおす手術を行うことが一般的です。
ごく軽度であれば、眼瞼挙筋をサポートするミュラー筋の収縮を助ける2026年5月に発売されたアップニーク® ミニ点眼を用いることで、症状を改善できる可能性があります。※こちらの点眼薬は自由診療となります。

外傷性眼瞼下垂

上まぶたにケガをした際に、眼瞼挙筋やその腱膜が損傷したり、きずあとが内部に残ることで生じる眼瞼下垂です。
内部のきずあとの状態はみな異なるため、手術をした場合にどの程度改善できるか、治療前に十分な検討を行う必要があります。

筋原性・神経原性眼瞼下垂

重症筋無力症や筋強直性ジストロフィーなどの筋肉の病気や、動眼神経麻痺、ホルネル症候群、脳梗塞などの神経の病気によって、まぶたを持ち上げる筋肉や神経の働きが低下し、眼瞼下垂を生じることがあります。
原因となる病気がある場合は、その治療を優先します。筋肉や神経の機能回復が難しい場合には、症状に応じて手術を検討することがあります。

機械的眼瞼下垂

まぶたの内部に腫瘍が生じたり、皮膚のたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)が大きく、重さによってまぶたが下がってくる状態です。
原因となる腫瘍の治療や、皮膚のたるみを切除する治療を行います。

02先天性眼瞼下垂

生まれつき、まぶたを持ち上げる筋肉や神経が十分に発達していないことが原因の眼瞼下垂です。特に挙筋能の低下が大きい場合は、腱膜性眼瞼下垂に行う手術方法では十分な効果が得られないことがあります。
このような場合は、前頭筋(おでこの筋肉)を使ってまぶたを持ち上げられるように、大腿や側頭部から採取した筋膜、あるいは特殊な人工素材を移植して吊り上げる手術を行います。
特に幼児で下垂の程度が強い場合は、視力低下につながるリスクがあります。早期の手術が勧められるので、全身麻酔で手術が可能な総合病院へ紹介しています。

眠っている赤ちゃんのイメージ写真

03その他、眼瞼下垂のような症状(偽眼瞼下垂)を起こす疾患

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺では、前頭筋(おでこの筋肉)の働きが低下して眉毛が下がり、まぶたが開けにくくなることがあります。一方で、眼輪筋(目を閉じる筋肉)の麻痺により目が閉じにくくなることもあります。そのため、通常の腱膜性眼瞼下垂とは治療方法が異なり、原因となる顔面神経麻痺の治療や経過を踏まえたうえで、適切な治療を行うことが大切です。

眼球陥凹・小眼球症

眼球陥凹・小眼球症とは、何らかの原因で眼球が眼窩(頭蓋骨の目のくぼみ)に深く入り込んだ状態や、生まれつき眼球が小さい状態です。上まぶたが下がって眼瞼下垂のように見えることがありますが、眼瞼下垂とは原因が異なるため、原因に応じた専門的な検査や治療が必要となります。

眼瞼痙攣・開瞼失行

眼瞼痙攣・開瞼失行では、目を開けようとした際に、上まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋に対して、目を閉じる眼輪筋が意識とは無関係に働いてしまい、うまく目を開けられなくなることがあります。原因がはっきりしないこともありますが、薬剤の影響で起こる場合もあります。眼瞼下垂とは原因が異なるため、専門的な診察を行い、必要に応じてボトックス注射や内服薬、手術などの治療を行います。※当院ではボトックス治療は行っておりません。

眼瞼皮膚弛緩症

眼瞼皮膚弛緩症とは、加齢によって上まぶたの皮膚がたるみ、下がった状態です。瞼縁(まぶたの本来のへりの部分)を超えて下がってくると視野にかかるため、眼瞼下垂と同様の症状が出現します。程度が強い場合は、この皮膚がまつ毛を押し下げ、逆さまつげのような症状が生じることがあります。眼瞼下垂とは異なる病態ですが、特に加齢性眼瞼下垂では同時に見られることも多く、その場合は状態に応じて両方を治療します。

診断・治療の流れ

DIAGNOSIS & TREATMENT FLOW

眼瞼下垂の診断から治療方法の決定、手術までの流れをご紹介します。
症状や原因を丁寧に確認し、一人ひとりに適した治療をご提案します。

STEP01診断方法

眼瞼下垂の診断では、まぶたの下がり具合や筋肉の働きを確認するため、「MRD-1の計測」と「挙筋能の評価」を行います。

MRD-1の計測

まず、正面から両目を観察し、瞳孔の中心から上まぶたの瞼縁(へり)までの距離(MRD-1)を計測します。MRD-1は、一般的には3mm以上が正常値とされます。
ただし、目の形などの個人差も大きいため、実際の見え方や眼瞼下垂の症状の有無についても確認します。

正常・軽度下垂・中等度下垂・高度下垂における上まぶたの位置とMRD-1を示すイラスト
下垂の程度 正常軽度下垂中等度下垂高度下垂
MRD-1 3mm以上2-3mm1-2mm1mm未満

挙筋能の評価

挙筋能については、正面を向いた状態で、おでこの筋肉をぐっと押さえた状態で手元(下)をみた状態(眼瞼挙筋がゆるんだ状態)から天井(上)をみた状態を比較してどの程度、上まぶたを挙上できたかを計測します。正常では10mm以上であることが多く、一方、7mmを下回る場合は、眼瞼挙筋の筋力の低下があると考え、その原因を調べることになります。

STEP02治療方針

眼瞼下垂の原因や症状、重症度によって適した治療方法は異なります。
診断結果をもとに、最も適した治療をご提案しています。

保険適用による手術

対象となるのは、主に加齢性眼瞼下垂(腱膜性眼瞼下垂)、眼瞼皮膚弛緩症、外傷性眼瞼下垂、先天性眼瞼下垂なども含まれます。
まぶたのかたちは個人差も大きいため、症状や状態に応じた手術方法を提示いたします。


点眼治療(アップニーク®)

アップニーク® ミニ点眼は、後天性眼瞼下垂に対する点眼薬です。点眼後5〜15分ほどで効果が現れ始め、数時間(2〜6時間)まぶたを開けやすくする効果が期待できます。手術のように傷あとやダウンタイムがない一方、効果は点眼している間に限られるため、根本的な治療ではありません。比較的軽度の眼瞼下垂の方や、すぐに手術を希望されない方に適した治療法です。


適切な医療機関との連携

手術以外の治療が優先される疾患の場合は、原因に応じた適切な治療をご提案するとともに、必要に応じて専門の医療機関をご紹介します。
また、ごく軽度の眼瞼下垂や見た目の改善を目的とした自由診療をご希望の場合は、適切な美容外科クリニックをご紹介しています。お気軽にご相談ください。

STEP03手術内容

眼瞼下垂の手術方法は、原因や症状、まぶたの状態によって異なります。
一人ひとりの状態に合わせて、適切な手術方法をご提案しています。

※当院では、日帰り、局所麻酔で手術を行っています。
なお、年齢や基礎疾患、症状によっては、総合病院へご紹介の上で入院での治療を進める場合がございます。

眼瞼挙筋前転法

加齢などにより伸びた眼瞼挙筋の腱膜を元の位置へ固定し、まぶたを開きやすくする最も一般的な手術です。局所麻酔で行い、必要に応じて余分な皮膚や筋肉を切除します。手術中は体を起こして左右の開き具合や形を確認し、できるだけ左右対称となるよう丁寧に調整します。最後に、切開した線が二重まぶたの線となるよう縫合します。

筋膜移植法

眼瞼挙筋の働きが著しく弱い場合に行う手術です。太ももや側頭部から採取した筋膜を用いて、前頭筋(おでこの筋肉)の力でまぶたを開けられるようにします。主に先天性眼瞼下垂や重度の眼瞼下垂が対象となります。術後は本来とは異なるまぶたの動きになることがあるため、症状に応じて慎重に適応を判断します。

余剰皮膚切除術

加齢などによりたるんだ上まぶたの余分な皮膚を切除する手術です。局所麻酔で行い、必要に応じて眼輪筋も一部切除します。手術中は左右の形や開き具合を確認しながら切除量を調整し、視野の改善と自然な仕上がりの両立を目指します。

眉毛下皮膚切除術

眉毛の下を切開し、余分な皮膚を切除することで上まぶたのたるみを改善する手術です。自然な二重のラインを保ちやすく、まぶたの印象を大きく変えずにたるみを改善できることが特徴です。左右のバランスを確認しながら切除量を調整し、丁寧に縫合を行います。

費用 保険診療・自由診療の費用についてご案内します。 ※価格は全て税込表示となります。

保険診療(3割負担の概算)

眼瞼下垂症手術

手術方法片側の費用両側の費用
眼瞼挙筋前転法22,000-24,000円43,000-45,000円
筋膜移植法56,000-58,000円112,000-114,000円
その他19,000-20,000円37,000-39,000円
  • ※ 費用は手術、再診料、処方箋料等を含め、保険適用(3割)とした概算です。
  • ※ 上記のほかに、処方がある場合は薬局でのお薬代が別途かかります。
  • ※ 処置に用いるテープや絆創膏は保険適用外です。必要に応じ別途購入をお願いします。

自由診療

点眼薬(アップニーク®)

内容数量費用
アップニーク®
ミニ点眼 0.1%
10本 / 10日分1,800円
30本 / 30日分4,890円
  • ※上記のほかに、自由診療の初診料または再診料が別途かかります。
  • ※まぶたのかゆみ、結膜充血、かすんで見える等の副作用を生じる場合があります
  • ※症状が出現した場合は、点眼を中止した上で必ず医師の診察を受けてください。
  • ※副作用・合併症で使用を中止した場合でも、処方した点眼薬の返品や返金はできません。
  • ※副作用・合併症に対する治療費については自由診療となります。
  • ※記載料金は予告なく変更することがございます。また診察時にご提示した価格について、有効期間は提示日より3か月とさせていただきます。
注意点 手術に伴う合併症やリスク、術後の注意点についてご説明します。
合併症・リスク

出血、血腫(血が溜まる)、感染、創離開(きずが開く)、創周囲の一時的な知覚低下、閉瞼不全(目が開きすぎる)または開瞼(まぶたの開き)が不十分、開瞼や重瞼線の左右差なども起こることがあります。術式により起こりうる合併症にも違いがあるため、個別に必要な説明を行っています。

きわめてまれですが、眼窩内の深い位置で出血し、失明につながることもある眼窩内血腫という合併症があるため、激しい目の痛みや視力低下などを感じた場合はすぐに病院へご連絡ください。

術後の注意点
  • 手術後3日程度は、激しい運動、入浴、飲酒をお控えください。
  • 手術当日は、水でぬらしたタオルなどで患部を軽く冷やすと腫れを抑えるのに効果的です。
  • 手術翌日にご来院いただき、腫れや傷の状態を確認します。翌日以降は患部を優しくシャワーで洗浄できます。
  • その他の注意点は手術時に個別にご説明します。抗凝固薬を服用中の方は、診察時に必ずお申し出ください。

よくある質問

FAQ

眼瞼下垂に関する、よくあるご質問にお答えします。

眼瞼下垂の手術は保険適用ですか?

まぶたが開けづらく日常生活に支障があると判断された場合、保険適用となります。
そのため、まぶたの皮膚がかぶらない状態で座って評価を行います。当院ではMRD、挙筋能の計測を行い、機能的な障害があるかを総合的に評価しています。見た目の改善を目的とされる場合は自由診療の手術となりますので、ご希望に応じて美容外科クリニックへご紹介しています。

眼瞼下垂の手術は痛いですか?

局所麻酔をまぶたに注射する際には、一時的な痛みがあります。当院では、できるだけ痛みが少なくなるよう極細の針を使用し丁寧に行います。手術中に深い層を操作する場合は、対象の部位に慎重に麻酔を追加します。
もし手術中に痛みを感じた場合は我慢することなく、医師にお伝えください。適宜麻酔を追加するなど、できる限り痛みを抑えられるよう最善を尽くします。

眼瞼下垂の手術で、一重まぶたが二重まぶたになると聞きました。本当ですか?

はい。眼瞼下垂の手術では、手術の方法により一重まぶたが二重まぶたになる場合があります。
じつは、二重まぶたの方が一重まぶたより目を開ける力が少なくすむ構造なので、よりしっかり目を開けることができるのです。
当院では、眼瞼挙筋前転法を行う場合は効果的に目を開けやすくするため二重まぶたの固定(重瞼術)も追加しています。まつ毛が少し上向きになり、より見やすくなることや、きずあとが二重まぶたの線となって目立たなくなるメリットがあります。保険適用の範囲内で行い、別途追加料金はいただいておりません。

眼瞼下垂の手術後は車の運転はできますか?

手術当日の運転はお控えください。
手術後は、体の自然な反応により徐々に上まぶたが腫れてきます。また、わずかに出血することもあり、一時的に視界が見えにくくなる場合があります。安全のため、手術当日はご自身での車・バイク・自転車の運転はお控え願います。

眼瞼下垂の手術後の腫れはどのくらいで良くなりますか?

手術当日よりも、翌日〜3日目頃まで腫れが強くなる傾向があります。これは人間のからだの正常な反応であり、きずの中のわずかな出血が赤紫色のあざとして現れることもあります。その後、強い腫れは1〜2週間程度でおさまっていき、あざも血液が吸収されることで黄色へと変化しながら薄れていきます。1か月ほどで、わずかな腫れときずの赤みがまだ少し残る場合がありますが、かなり落ち着いていきます。しかし、十分に腫れが引いて、きずが落ち着いたと呼ぶには3〜6か月程度が必要です。まぶたのかたちは手術後も時間とともに変化してくものなので、間をあけながら長期のフォロー期間を設けています。

眼瞼下垂は、形成外科と眼科のどちらを受診すればよいのですか?

眼科でも眼瞼下垂の手術を行っているクリニックや施設もあります。特にもともと視力に問題がある場合や、ドライアイや白内障・緑内障などの病気がある方はまず眼科で診察を受け、症状を確認しておくのも良いと思います。ただし、眼科のクリニックでは眼瞼下垂の手術を行っていないことも多いので形成外科へ紹介されることも一般的です。
形成外科は,体表面のかたちに特化した科ということもあり、見た目に配慮した手術を心がけています。もしも目の病気が疑われる場合は、手術前に眼科へご紹介して詳しく診察していただくこともあります。ですので、どちらが良いというよりも、協力して診療にあたることが理想的と考えています。

眼瞼下垂かどうか気になる方や、手術をご検討中の方は、まずは診察へお越しください。
症状やご希望を伺い、一人ひとりに適した治療方法をご提案いたします。

WEB予約はこちら

アクセス

ACCESS

〒006-0812

北海道札幌市手稲区前田2条13丁目3ー18
メディモテイネ 2階

  • JR手稲駅から徒歩10分
  • 共同駐車場60台完備
  • 鉄北ショッピングセンター隣接
  • JRバス「前田変電所前」から徒歩5分
  • JRバス「鉄北小学校通」から徒歩4分
  • 中央バス「前田3条10丁目」から徒歩8分

お電話受付時間

9:00〜11:30 / 14:00〜17:00

電話番号準備中

診療時間

HOURS

診療時間
診療時間 月 火 水 木 金 土 日祝
9:00〜12:00 診療 診療 診療 診療 診療 診療 休
14:00〜17:30 診療 診療 診療 休 診療 休 休

当日受付希望の方へ

当院は「予約優先制」です。当日受診にも対応しておりますが、混雑状況により対応が難しい場合もございます。
必ず事前にお電話にてご連絡ください。

当院公式Instagram開設

coming soon

症状などのコンテンツも多数!
フォローよろしくお願いします!

Instagramを見る